六本木の紳士淑女の皆様こんにちは、テクマ!です。今日はNICE SHOTという素晴らしいイベントに呼んでいただきましたので、テクマ!としてこの場をパーフェクトに感動させ盛り上げるべく頑張りますので、めいっぱい期待してライヴを楽しんでください!さて、今回のおセンチ日記では、イベントのオーディエンス達のあいだでよく使われる「テンション」という言葉について思うところを書かせていただこうかと思います。
例えば、「このバンドテンションたけーなー」などと言われるときには、ギターをアンプにつないだらいきなりフィードバックするとか、1曲目でドラムにぶつかるとか、無駄にアクションが激しくてマイクスタンドを倒しまくるとか、MCでやたら暴言を吐くとか、音がむやみにでかいとか、ネガティヴな要素も含みつつ、まぁ常連のオーディエンスを喜ばせている状況、を指しているように思われます。ちなみにこのようなテンションについては、私はあまり重きを置いていません。誰にでもできることですし、もし酒を飲んでこのような状態になっているならば、酔っ払いの宴会と変わらないからです。自分が参加している宴会というのは楽しいものですが、隣の座敷の宴会というのは、とてつもなくサムいものに見えるわけで、つまり、このようなテンションというのは、部外者や初めてそのイベントに参加した人達にとってはサムいわけで、とどのつまりそのイベントの発展を削いでしまうからです。(とはいえ究極の内輪ウケということができる人たちもいて、ここまでいくと部外者すらも楽しめてしまったりもしますが、これができる人たちはごくわずかです。)
また一方では「このバンドのテンション凄いですね、、、」と息を呑むようにつぶやかれることもあります。ひたすら演奏に没頭している姿とその演奏が、聴き手の心を鷲づかみにしているような時などに使われるように思います。素晴らしいインプロビゼーションのライヴや、迫真のポエトリーリーディング、圧倒的な表現力を持つピアノ弾き語り、そしてもちろん素晴らしい演奏を行うバンドのライヴなどが、こういうものの例だと思います。
これらを踏まえた上でテクマ!がやっていきたいのは、圧倒的なテンションで演出し構築したライヴを、圧倒的なテンションで演じる、というライヴです。テクマ!は何もないところからマジックが産まれることを知ってはいますが、そこに頼ることはしません。ですので、想定されるすべてに対する備えをしておくことによって、それをひとつ超えたマジックが産まれる、という前提に立つことにしています。具体的に言うと、まずは30分なり45分なりの持ち時間における自分の精神力と体力の配分と、そのイベントにいるであろうオーディエンスの気持ちの流れを緻密に考察した上で選曲をし、曲順を決定し、流れに応じた音量や音質の調整をして、ひとライヴ分の時間軸の流れを完璧に決めたバックトラックを完成させます。この作業の過程が圧倒的な演出、の場となります。この曲の次にこの曲だと流れに変化をつけられていいだろうか?とか、いやむしろ同じような傾向のものを続けたほうがいいのでは?とか、あえてここに無音を置くことでオーディエンスの緊張を高められるのでは?とか、イメージ上にあるそのイベントでの自分の持ち時間の中に没頭してバックトラックを完成させていくのです。そして本番では音や流れの心配はまったくせずに、自分とオーディエンスだけの世界に没頭します。オーディエンスの反応が予想と違っていたとしても、音の流れは完璧にアタマにあるわけですから、本番中に再演出を行うこともできるわけで、これがライヴ本番のマジックとなるのです。本番中というのは頭の中が「いわゆるテンション高い状態」ですので、とんでもないことを思いつくことが多いのです。
というわけで、今後も更に質の高いライヴを行っていきますので、応援の方、よろしくお願いします!でわまた、今度は、モア・ベターと。人身ばいばーい!
