新年になりました。新年になってするべきことは、新年の抱負を作り、それで自分を雁字搦めにすることです。人間は弱いものですから、すぐ自分に言い訳をして現状を正当化します。なので!自分で作った言葉で自分を雁字搦めにする必要があるのですね。他人の言葉に雁字搦めになるのが好きな人もいるようですが、これはロックではないので無視します。
では、抱負を作るうえで大事なことは何か?それはまず自分の原点を見ることです。なんで原点を見なければいけないのかと言うと、人間は成長するにつれ、その状況に適応しがちになり、自分の考えていることが分かりにくくなるからです。原点を見れば、いい意味での身の程が分かります。「身の程を知る」というのと「自分を見つめる」というのは言葉のニュアンスこそぜんぜん違って見えますが、同じ事です。その上で更なる自分を創るべく努力することに意味があるのです。「ありのままの自分がステキ」なんて言うバカは放っておきましょう。こう言っている奴は99%他力本願なバカです。というわけで私は新年から私の原点、TM Networkを聴きまくりました。発見したことと、それについての考察を述べます。
・人生で初めてハマったCD『Childhood's End』は思ったほど音が良くない→自分の妄想の中にあるこのアルバムの音、を完成させればそれはどこにもなかった音になるということだ。・デジタルシンセで必死に音を積み上げて作ったオーケストレーションは面白い→単体で良い音を鳴らすことに執着するあまり、複雑に絡みあった音の持つ面白さを忘れていたことを反省しよう。・Princeの曲名が引用されていたりする→けれどもグルーヴは弱いので、引用という稚拙な方法で音楽的深さを見せることより、音楽そのものの迫力を増さなければならぬ。・『Fool On The Planet』の「ただのdreamer/人は言うけれど/この地上にあふれる全ては/僕に似た昔の誰かが/夢見てはかなえてきたもの」という歌詞はやっぱりいいなぁ!→感動的であることを怖れてはいけない。「口先だけでホントはたいしたことないんだぜ」という陰口を怖れて、しょぼいことばかり言っててはいけない。・『Self Control』は意外と音数が少ない→しかしその分『Get Wild』は音数が多すぎる(でもスネアがないのは前衛的だ)。・『Human System』は音が小さい!→小室哲哉は私財を投じてTM全作品を1年以内にリマスタリングすべきだ。・『Carol』はウソのように音が良い→アナログレコーディングだから。プロデューサーはDavid SylvianとかPenguin Cafe OrchestraやってたSteve Nye。シンセをアナログで録る、という方法においてはこの人の右に出る人はいない。・『Carol』のスネアの音がいいよぉ→同上の理由、及びYMO散解ライヴでドラムを叩くためにABCを辞めたDavid Palmerが偉い。・『Still Love Her』の歌詞は執念深い感じでけっこう恐い→Pipinという福岡の怨念シンガーが歌っているヴァージョンはもっと恐い。etc.etc.etc.....
などいったことを考えた結果、私が自分に与えた抱負は「どんなに忙しくても必ず週に一度は練習に行く」ということです。頭でばかりモノを考えていると肉体感覚がなくなります。これはグルーヴをしょぼくします。また、自分のサウンドをデカい音で聴き、ある程度自分のテンションを上げておかないと、現実に負けやすくなります。これは良くないことです。というわけで、今回は、このへんで。今度は、モア・ベターよ。人身ばいばーい!

