本日は、テクマ!企画 Vol.29『うさぎ会2004』へご来場いただき、誠にありがとうございます。この企画は、器用貧乏と呼ばれることの多いうさぎ年産まれの人間達に「そんなことはねぇ!俺はこれまでだってこれからだってバリバリだ!」という意気込みを持ってもらうために、テクマ!が毎年開催している企画です。うさぎ年産まれのメンバーのいるバンドや、うさぎ年産まれのDJ達にその生きざまを激しく晒してもらい、それによりうさぎ年産まれの人間の意気を上げようとしているわけです。というわけで、本日の出演者を紹介させていただきます。
まずはDJスガイ、言わずと知れたポリシックスで、ドラムを演奏していた男です。昨年ポリシックスを脱退し、現在は居酒屋のマスターをしているようです。昔からうさぎ会参戦に意欲を燃やしていて、遂に本日初参戦となります。お次は何と昭和38年産まれのうさぎ年、ナルセコウイチ率いる母檸檬です。ナルセさんはその高齢にも係わらずヤング100Vを始め多数のバンドに参加して根拠不明の情熱を燃やし続けている、正にうさぎ年の鑑と言える人物です。今日は彼の生きざまをしっかりと心に刻み込みましょう。そしてDJ藤戸じゅにあです。ライヴハウスに似つかわしくないお嬢さん方を下北沢のライヴハウスに大量に動員する謎のエレクトロバンド、the JETZEJOHNSONの頭脳である人物です。「ギターとベースのいるバンドなんだったら、ドラムをパラ出ししないでオケの2MixだけPAに送っている状態だと、ライブハウスじゃ音圧が出せなくて結果的にしょぼい音になるよ」というテクマ!のアドバイスを受け、サウンドハウスでそれを実体化する機材を買い集め、確実に音を進化させているニクイ奴です。何のことを言っているのかさっぱり分からない人は、テクマ!のサイトでおセンチ日記の第85回を読むと、少し理解できるかもしれません。
お次は宇宙ヤングです。広いようで狭く、無いようでちゃんと有る、東京テクノポップシーンの様々な分野で活動している、笹公人さんの率いるバンドです。笹さんは短歌で本を出したり、ラジオDJやアイドルの作詞活動などもしているようで、テクマ!にはまだ全貌が掴めていません。ラジオでは宍戸留美ちゃんやサエキけんぞうさんをゲストに迎えているようです。そしてお次に登場はDJカマチガク。60年代を表現しているバンドは多数ありますが、その中で僕が最も好きなバンド、ゴーグルエースを率いている人物です。ゴーグルエースはアメリカばかりでなく、ヨーロッパまでもツアーを行っており「most active うさぎ年産まれ」の称号を与えたくなるような積極的活動をしているバンドです。New YorkのPeelander-Zや福島のブルー・スリー、前述のサエキけんぞうさんなど、テクマ!とは共通の知人が多く、ジャンルを越えたコラボレーションができそうな予感がしますので、カマチさんとは、今後より深く交流していきたいと思っています。
そして登場はスポーツマンです。ベースのちばめぐ、ボーカルの高原さん、ドラムの志賀ちゃんの計3人がうさぎ年です。ちばめぐとは高円寺大学爆音学部ロマン派の同級生で、かれこれ10年ぐらいの付き合いになります。志賀ちゃんとは下北沢専門学校夜間部飲酒学科に一緒に通う仲で、うわさ話における下北沢リバーブや下北沢ディストーションなどについて夜毎共同研究しています。お次に現われるのは先日惜しくもスカーフ・カーを活動休止させてしまったカヒロ&ワタナベです。カヒロ君は何故か現代に産まれてしまった吟遊詩人のような佇まいながら、小奇麗にまとまっていないところが素晴らしいシンガーソングライターです。カフェブームが滅び去った後の荒野に響き渡る唄を歌えるのは彼しかいません。ワタナベ君は過剰なエネルギーでもって、航空電子やフロッタージュなど、各地でマルチに演奏しまくる人物です。そして登場するのは高円寺のカクテル詩人、AMIちゃん率いるダンボールバットです。クレイジー・ケン・バンドの剣さんやムーンライダースの鈴木慶一さんをも虜にした、ムードまみれのカクテル・ロックを皆様存分にお楽しみください。ムードまみれの一翼を担うコーラスのAYAKOさんがうさぎ年産まれになります。
人々がロックに求めているのは過剰なエネルギーです。エネルギーを集めたイベントを行うためには、ジャンルや音楽の傾向でバンドを集めるのもいいけれど、同じ時代の空気を吸って生きてきた人間を集めて、一斉にそのエネルギーを出してもらう、というのもアリかもしれない、という実験でもあるうさぎ会、皆様、最後まで存分にお楽しみ下さい。それでは、この辺で。今度は、モア・ベターよ。人身ばいばーい!
